カメラのダイヤル回していたら、絞り優先モードってやつになったけどどんなモードなの?
カメラにはモードがいくつかあります。
アルファベットが並んでいるだけなので、どんなモードなのかいまいち分からないですよね。
今回はその中の一つ、絞り優先モードについて書いていきます!
絞り優先モードとは?
絞り優先モードは一言でいうと、自分でボケ具合を調整したらあとはカメラが勝手に決めますよというモードです。
絞り値(F値)さえ決めちゃえば、あとはカメラがいい感じの明るさにしてくれます!
絞り値(F値)を決めるだけでもいいのですが、一応ほかにも決められるものもあります。
自分で決めることができる | カメラが決める |
---|---|
絞り値(F値) | シャッタースピード |
ISO感度 | |
ホワイトバランス | |
構図 |
自分で決めることができる中のもので、絞り値(F値)以外は自分で決めてもいいし、オートでもいいです。
ただ、当たり前ですが構図は自分で決めなければカメラがテクテク歩いて行って決めてはくれません・・・。
カメラのダイヤルの中の【A】や【Av】と書いてあるのが絞り優先モードです。
AとかAvってなんだよ絞り優先なんだから【絞】とかにしてくれよ・・・と思うのですが、まあそれだとさすがにちょっとカッコ悪いですね。
【A】や【Av】は、「Aperture value(アパチャーバリュー)」の略です。
どうやって絞り優先モードで絞り値(F値)を調整するの?画面のみかたは?
電源をつけたらダイヤルを回して【A】または【Av】にします。
カメラの画面を見ると、『F〇.〇』と書いてあるのが絞り値(F値)です。
この場合だと、『絞り値は、5.6ですよ』ということが書いてあります。
ピントが合っているところ以外をぼやぼやにしたければ、Fのあとの数字を小さくします。
全体的にピントを合わせたければ、Fのあとの数字を大きくします。
Fの後の数字の変え方はカメラによって違うので、分からなかったら取り扱い説明書を見てみてください♪
絞り値の左がシャッタースピード、右がISO感度です。
それぞれにカメラと自分の気持ちを代弁してみました(笑)
ちなみにシャッタースピード1/8秒はカシャッ!ではなく「カ、シャ」というかんじなので、動いているものは手ブレします。
ISO感度6400は、感度上げすぎて画面がざらつきます。
画面を撮影するのに明るいところだと反射してしまうので暗いところで撮影したためこんな感じになっちゃいました。
その他にもホワイトバランスなども決めることができますが、まずは絞り値を動かしてみて写真がどう変わるのか見て練習してみましょう!
絞り優先モードにするとどんなことができる?
背景や手前をぼかすことができる
絞り値(F値)を小さくすれば、一点にピントを合わせてその背景や手前をぼかすことができます。
なので、この花を強調したい!と思えば花の背景をぼかしたらいいし、手前をぼかして後ろにピントを合わせることで奥行きを出すこともできます。
全体にピントを合わせることができる
絞り値(F値)を大きくすれば、全体にピントが合います。
なので、家族での集合写真や、山など全体的にバシッと決められます。
絞り優先モードでの注意点は?
速いものを写したいときにはブレてしまうことがある
絞り優先モードはどれだけぼかすかを中心に設定しています。
絞り値(F値)を大きくするとカメラの中の光を取り込む穴は小さくなります。(値を大きくするのに穴は小さくなるというところが反対で混乱しますね;)
するとカメラは、小さい穴から少ししか光を取り込めないからシャッターを切るスピードを遅くして長い時間光を取り込もうとします。
そのため、走っている子どもや犬など速いスピードで動いている被写体を撮りたい時にはカメラが決めたシャッタースピードだと遅くてブレてしまう可能性があります。
すごく明るいところで絞り値(F値)を小さくすると写真が真っ白になってしまう
快晴の日の外などすごく明るい場所で、背景をぼかしたい!と絞り値(F値)を小さくしたとします。
絞り値(F値)を小さくすると光を取り込む穴は大きくなるので、カメラは「まぶしすぎ!!」とシャッタースピードを速くして短時間しか光を取り込まないようにします。
しかし、あまりにもまぶしすぎるとカメラなりに光の速さでシャッターを閉じるんですが、大量の光にやられてしまい真っ白の写真になります。
その場合は、ある程度のところまで絞り値(F値)を大きくして光を取り込む穴の大きさを小さくしてやる必要があります。
まとめ:絞り優先モードは止まっているものやゆっくり動くものをどれだけぼかすかコントロールして撮りたい時に便利
被写体が速く動かないものであれば、絞り優先モードにするとボケ具合だけ決めれば明るさはカメラが決めてくれるので便利ですよ!
ボケのコントロールに慣れてきたら、ホワイトバランスを変えたりしてまた違った雰囲気の写真になったり・・・
ぜひ試してみてくださいね!
ではまた♪